Netflixは最強なのか?

2023.06.21 日常-JAM LIFE-

いやー、みなさん。
見ましたか?
見ましたよね?
サンクチュアリ〜聖域〜。
そう、Netflix×江口カン監督の禁断の相撲ドラマ。

久しぶりにこのドラマが面白すぎて徹夜してイッキ見しました。
1カット1カットからにじみ出てくる迫力とリアル。
江口カン監督は福岡のKOO-KIという会社の人で、我が社ともそれほど遠い関係ではないんです。
昔からすさまじいクリエイティブをされる方なのは知ってたんですが
この作品の成り立ちや、どうやって撮影したかなど、
ドラマを見終わってからも知りたい欲求がとまりません。
毎夜毎夜、出演者の裏話やメイキング動画などを見あさりました。

興味ある人は関係情報を見てみてください。
ま、そういった細かい話はおいといて、
こんなことを思いました。

ジャムも映像を作る会社なので思ったことなんですが、
「どんだけ予算あるんだ」ってことです。

一般的に映像をつくるにはお金がかかります。
大きく映像のジャンルを分けると、
フィクション(脚本があり、仮想の世界をつくりコンテンツ化すること)と
ノンフィクション(ドキュメンタリーなど、事実を元にしてありのままを映像化すること)があります。

ドラマやCMなどのフィクションは、限られた時間で「状況を作る」ためにお金がかかります。
たとえば昼なのに夜のシーンを撮るために全ての光を遮るよう加工するとか
より演技が上手な役者さんやモデルさんに依頼するためお金がかかるとか。

じゃあ反対に、ドキュメントは対象者をそのまま撮るだけなんで
お金はかかんないんじゃないか?となりますよね。
ところがドキュメントは何日も対象者を追っかけたり、
いつ起こるかわからないハプニングを待たなければいけなかったり、
とにかく時間がかかります。天気や状況も思った通りには対応してくれません。
「時間」に対してコストがかかるんです。

ここで話を戻すと、このサンクチュアリという作品は
そのどちらともをやりまくってるんです。。。
なんと役者さんをお相撲さんの体型にするために2年半。(すべての人ではないそうですが)
どんなドキュメントも2年半という時間を使うものはそうあるもんではないです。

さらに撮影に1年。
いったいどうなってるんでしょうか。
それをモチベを下げることなくやり遂げる監督、スタッフ、役者さん、みんなすごいです。
でも、多分、それを牽引し続け
この作品を世の中に出したい!という強烈な想いが江口監督の中にあったんだと思います。
この作品で楽しんで欲しい!感動して欲しい!相撲という世界を知って欲しい!
そんな想いが伝わったから話題になって、見た人がこの作品を誰かに教えたい!という気持ちの数珠つなぎが
バズを作っていったんだと思います。

結局何が言いたいかと言うと
人の心を打つ映像作品というのは
映画やドラマ、ドキュメンタリー番組だけではなく
CMもその一つだと思っています。

懐古主義ではないですが、昔は
人の心にしみる、
人の心に気づきを与える、
人の心を優しく癒やす、
そんなCMがたくさんありました。

現代は全てが即物的(安い!とか、なんとかに効く!とかのみを言ってるもの)なものになってるとは言いませんが
社会にメッセージを発信する手段であるCMは
もっと色気があり、崇高であり、バカバカしいものであって欲しいと思うのです。

それは「お金」や「時間」だけが解決するものではなく
自社の商品を売ることでより良い世の中になって欲しい、とか
このサービスを受けてもらうことで暮らしが豊かになって欲しい、といった
商品を売った先にある、企業としての理念やビジョンではないでしょうか。

江口監督や脚本家が、作品を見た人たちに、こうなって欲しいと想ったこと。
企業や商品が、それを使った人たちにどうなって欲しいと想ったか。

Netflixが最強なのは、そんな想いを持っている人に最強のふんどしを提供し、
なんかあったら責任は俺がとる!と言わんばかりの許容の大きさだと思いました。

ながっ!

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熊本を中心に九州各地で活動するデザイン会社、株式会社ジャム。
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