地方企業の広報戦略〜シリーズ③〜【自分をどう見て欲しい?】

2022.08.29 広告のはなし

相手の好みや趣味嗜好に合わせた
洋服や言葉遣いを考える

前々回、「地方企業の広報戦略〜シリーズ①〜【自己分析】」で
広報戦略の入口である【商品分析と競合との差別化】というお話しし、
前回、「地方企業の広報戦略〜シリーズ②〜【意中の人はどんな人?】」で
ターゲットを可視化するためのマーケティングの話をしました。

好きな人の趣味嗜好がわかれば、次にやるべきことは
その人が好きになってもらえるような服をコーディネートしたり
言葉遣いを勉強したり、自分自身のアイデンティティーの解像度をあげることが必要です。

ここで言う服のカタチや色は、ロゴマークやコーポレートカラー。
言葉遣いはタグラインやキャッチコピーなどを指します。

このフェーズで大事なのは主観で判断しないということです。
どうしてもカタチや色は選ぶ人の主観に大きく依存しがちです。
人それぞれ「かっこいい」や「かわいい」などの荒唐無稽な価値観は違うからです。
多くの人に好かれたい色やカタチは、発信者の偏った価値観で選ぶべきではないのです。
ところが、ブランド構築や広報戦略を講じていくフェーズの中で、概念や文章ではなく
カタチや色や文字となって目の前に出されるデザイン案に、どうしても好き嫌いという判断軸ができてしまうのです。
こういう場合はワークショップをお薦めしています。
各部署から複数人代表を選出してもらい、経営層や管理職の方も入れ
ロゴやキャッチコピーが決まっていく経過を透明化し、判断を理論立ててトレースできるよう可視化するのです。

好きな人の好みに合わせた衣装を、いったん俯瞰で見れるように
いろんな人に聞いてみるということが、その選択が間違っていないかを図るバロメーターになります。

個人会社や飲食店など、社内に聞ける人がいない場合は
友達や家族、身近にいる方たちに聞いてみるのもいいかもしれません。

自信を持って担げる看板であるかどうか

と、ここまで書きましたが
ロゴやコーポレートカラーは一旦決めたらある程度長く使っていくものです。
合議的なものだけでなく、関わっていく人たち全てが納得し
自信を持って担いでいける看板であることが大事。
その自信をどこで担保するのか、が重要だと思うのです。
みんなで時間をかけて決めたフローを自信に変換する。
しかし気をつけないといけないのは、合議制は責任を持たないということと表裏一体です。
最終的には経営者が責任を持つという強いリーダーシップで
関わる人たちのモチベーションに変えていくことが大事だと考えます。

まず自分を見極め、どんな人に好きになって欲しいのかを考える。【商品分析・競合との差別化】
その人の趣味嗜好やどんな人が好きなのかを徹底的に調べ、【マーケティング・リサーチ】
それに合わせたファッションを揃え、言葉遣いをする。【ロゴ・コーポレートカラー・キャッチコピーの設計】
ときにはラブレターを送って気持ちを伝えてみる。【CM・ポスター・DM・Web等の広告】

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熊本を中心に九州各地で活動する株式会社ジャム。
ロゴやロゴマーク制作からはじまるブランディング、
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