ブログタイトルの「WHITE SPACE」とはどういう意味だと思いますか?
職種によっては思い当たる意味合いが全然違ってくるでしょう。
ビジネス用語では新しいビジネスモデルでなければ成功しえない事業領域を指します。
放送業界では使われていない周波数の帯域。
テレビやラジオなどの帯域が空いている状態や、
放送終了後の深夜に帯域が空く状態などの未利用周波数帯域を指します。
そして、広告業界ではレイアウト上で広告効果を狙った余白のことを指します。
この余白はデザインにおいてとても重要な役割を担います。
必ずしも白い色のスペースということではなく、
文字や写真などにもあり、抜けのある空間を余白と指します。
あえて何もないスペースを作ることによって情報の優先順位を明確にしたり、
デザインの空気感や上質さなどを演出することもできるのです。
「WHITE SPACE」によって生み出される効果として
1.視線誘導
2.空気感やストーリー性
3.メッセージ性
4.上質さやなんかいい感じ感
などが挙げられます。
Pinterestから何点かピックアップしてきたので紹介したいと思います。
1.視線誘導
「WHITE SPACE」をつくることで、強調したい部分に視線を誘導させることができます。
余白と強調したい部分の要素のバランスがデザインすることにおいて注意すべきところです。
2.空気感やストーリー性
写真の構図で余白をつくることによって空気感やストーリー性を表すことができます。
無印良品とポカリスエットはこのような表現が上手いなぁと思います。
誰もが知る企業だからこそ為せる表現ではありますね。
3.メッセージ性
早稲田アカデミーの広告では芦田愛菜ちゃん起用は、芸能活動と、勉学に努力しているという背景を想像させるいい広告ですね。
「WHITE SPACE」とコピーで説得力があります。
4.上品さやなんかいい感じ感
上品さは文字組にも現れます。
名刺という限られたスペースの中にデザイナーは文字組のレイアウトと「WHITE SPACE」を用いて「美しい」デザインを追求しています。
余白を用いたからといってかっこいいデザインになるわけではありません。
そのバランスが一番難しく、日々「WHITE SPACE」と格闘しています。
久々にデザインの事についてブログを書き頭が痛くなってきたので今日はここまでにしたいと思います。
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