当然ですが、広告って、単純な情報の羅列ではなく
もっとウィットにとんだ、
もっとクスッと笑える、
もっと人生の気づきになる、
もっと胸の奥にグサッと刺さって涙がでる、
もっとバカバカしいものであってほしいと思うんです。
ということで、好きな広告シリーズ第二弾です。
私が広告業界に入ったのは1992年、バブル崩壊で就職氷河期といわれる時期でした。
もう33年も経ってる。。。おそろしい
当時はSNSも何もないので、CMや新聞広告、ポスターにいたる全ての広告物は
「その土地」（東京であれば東京）にいないと見ることはできず、
超高い広告専門誌を買って「今のトレンドってこんなんなんだー」と感じるしかなかったのです。
そんな時代のスーパースターの一人、
大貫卓也大先生
今でも本当に好きなクリエイターの一人です。
数々のメガヒット広告を手がけてこられたんですが
その中でも特に好きなのが「としまえん」の新聞広告。
すごくないですか？
今でこそ4月1日（エイプリルフール）にウソの広告を出す企業は少なくありません。
でも、せいぜいSNSでの発信ぐらいですよね？
そんなエイプリルフール文化もない1990年4月1日、新聞広告の全面でこれをやってのけたんですよ。
信じられない。
よく議論される話ですが、
広告は基本的に嫌われ者です。
見てもらえるわけがない、読んでもらえるわけがない、
といった視点でつくらないと、誰の目にもとまらない。
そこでこの広告のインパクトです。
いやでも見てしまいます。
当然賛否両論あったと思いますが
賛否があることが正常なんです。
誰も不快に思わない、は、誰も興味ないってことなんです。
好き ＞ 嫌い ＞ 興味ない
そうなんです。
くじけそうになったときは
この広告を思い出し、
賛否両論上等！かかってこいや！と思うのです。
ながっ！
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熊本を中心に九州各地で活動するデザイン会社、株式会社ジャム。
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