お笑い芸人の衣装と認知ブランディング

2025.08.15 広告のはなし

衣装は“笑い”よりも先に届く

お笑い芸人の印象は、ネタよりも前に衣装から始まります。
舞台に登場した瞬間、観客は言葉を聞く前に「見た目」でその人物像を判断します。
派手なスーツ、学ラン、体操着、キャラクターコスチューム…これらは一瞬で覚えられ、
後から名前が出なくても「あの格好の人」として思い出してもらえます。

認知のための“視覚的フック”

マーケティングの世界でいう認知ブランディングとは、
「相手の頭の中に、自分を識別できるフックを作ること」。
お笑い芸人でいえば、
• 南海キャンディーズの山里亮太さん:赤ぶちメガネ
• ナイツ塙さん:スーツと立ち位置
• くまだまさしさん:ピエロ風衣装
こうした特徴は、単なる服ではなくアイデンティティの一部と考えていいでしょう。

衣装は“芸風”を補強する

衣装は見た目の印象だけでなく、ネタやキャラクターを強化します。
たとえば、ゆるいキャラならジャージや部屋着風で親近感を演出でき、
知的キャラならスーツやジャケットで信頼感を持たせられます。
衣装と芸風が一致すると、「この人=こういう笑い」というイメージが加速度的に広がります。

ブランドとしての“衣装の継続”

重要なのは、長期間一貫して使うことです。
頻繁に衣装を変えると視覚的な記憶が定着しにくくなります。
逆に、同じ衣装や小物を使い続けることで、
観客の脳内で瞬時にその芸人と結びつくシルエットが完成します。

また、衣装を選ぶ際には自分たち(会社)の人格を理解し、
人からどう見えるかを客観的にとらえることが大切です。
「自分はこう見られたい」という願望だけでなく、
「顧客や市場から実際にどう見られているか」を踏まえて衣装を決めることで、
外見と中身のズレがなくなり、ブランド力がより強くなります。

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